【間取り変更リフォーム】理想の間取りを実現するための注意点

いま皆さんが住んでいる家は、きっと住み慣れていて、思い入れも愛着もあるでしょう。

 

それでも、「家族構成が変わった」「使っていない部屋がもったいない」「老後は、より快適な生活がしたい」などなど……。より暮らしやすいような間取りにリフォームしたいと感じる人は多いと思います。

でも、いま住んでいる家だと、理想の実現が難しそうなんだよね。
諦めないで!

間取り変更を伴うリフォームを行うことで、理想を現実にすることができます!

今回は、上に挙げた3つの例に沿って、間取り変更リフォームを行う際の注意点をお伝えします。

 

間取りを変えるリフォームしたい時って、どんな時?

 

家族構成が変わった

子どもが生まれたり、両親と同居したり、一緒に暮らす家族の構成は意外と変化するものです。

家族が増えて、個室が足りなければ、増やす必要があるかもしれません。逆に、子どもが独立すれば、部屋が余ることもありますよね。

 

余った部屋をそのまま使うのもよいですが、その家に住む人が暮らしやすい間取りに変更すれば、生活がより豊かになります。

LDKや水回りなど、家の間取りをガラッと変える可能性もありそうね。

 

使っていない部屋を有効活用したい

古い住宅だと、南側の日当たりのよいところに和室と縁側が設けられていることが多いです。

「田舎のおばあちゃんの家」というイメージね。

でもその和室、日常的に使っていますか?

 

一部屋は和室があった方がいいという思いで設けた部屋も、リフォームを機に洋室に変える方が増えています。そういった和室はリビングに隣接していることが多く、リビングとつなげて新しく広いLDKに変えたいという要望も。広く開放的なLDKは、家族が集う空間として多く求められています。

 

老後のための間取り変更を考える

元気な今のうちに、老後のためのリフォームをしておきたいな。

年齢を重ねると階段の上り下りや、ちょっとした段差に不安を感じることがあるかもしれませんよね。老後のための間取り変更リフォームを考えるなら、1階で生活の全てができる間取りにするのがおすすめ。

 

リビングやキッチンはもちろん、浴室やトイレ、寝室まで、全てを1階に集約すれば、足腰に不安が生じたときでも、快適に生活できますね。

 

間仕切りを設けて、部屋を分割するリフォームの注意点

 

部屋を分割する方法

1つの部屋を分割して個室を増やすリフォームでは、代表的な方法として

・間仕切り扉を設置する

・間仕切り壁を造作して、完全に分割する

の、2つがあります。

 

間仕切り戸を取り付ける

【費用:約14万円~ 期間:2日程度】
例えば、畳コーナーとリビングが隣接しているなら、開閉が簡単な間仕切り戸をつけることで、必要に応じて和室が個室に早変わりします。

お客様が泊まる時など、寝室として使えるわね。

間仕切り壁を造作する

【費用15万円~ 期間3日~】
仕事に集中できる個室が欲しい、子ども部屋を作ってあげたいなど、家族が成長すると、家(部屋)の使い方も変化します。でも、既存の間取りだと、そういう希望が叶わないこともありますよね。

 

そんな時は、壁を造作して、個室を増やすリフォームがおすすめ。

リフォーム後は完全な個室になるので、プライバシーも守られます。

 

部屋を分割する際の注意点

 

騒音対策をお忘れなく!

スライドタイプの引き戸は音が響かないのかな。
確かに、マンションの場合だと、開閉時の音が気になるかもしれませんね。

開閉時の音が心配なら、天井にレールを設置するタイプの「吊り引き戸」がおすすめ。

床面にレールがないので、開放時はそこに引き戸があることも分からないくらい、見た目もスッキリ。レールにゴミやホコリが溜まることもないので、お掃除も楽です。

 

採光は大丈夫?

意外と見落としがちなのが、採光。部屋を分割した後、片方の部屋に窓がなくなる場合があるかもしれません。スリットが入ったタイプの扉を選ぶなどの工夫が必要です。

 

また、内装やインテリアで圧迫感が少ない演出をするのもいいでしょう。壁紙(クロス)や天井はなるべく明るい色味を、床はカーペットなどの凹凸のある素材ではなく、つるんとしたフローリングやタイルを選ぶと、照明が反射して、部屋が明るくなります。

 

コンセントの数と位置は?

コンセントや照明も、どちらか一方に偏ってしまう可能性があります。
そうなると、コンセントや照明の増設が必要になって、予算も上がるよね。

コンセントの差し込み口増設の費用相場は5000円程度ですが、間取りや既存の配線によって費用は変わります。既存のコンセントから配線を分岐するなら、費用相場は12000円〜16000円程度。新設するコンセントのまでの距離で費用が変わります。

 

壁に配線が通しにくい場合は、天井裏に配線を通すこともあります。そうなると、ボードやクロスの張り替えが必要になり、費用がさらにプラスされます。

 

照明スイッチは、3000円程度で増設できます。しかし、この場合も配線工事が必要になります。

 

コンセントや照明の増設費用については、見落としのないように、きちんと業者に見積もりをしてもらいましょう。

 

「子ども部屋」として必要な広さは?

子どもは、個室が広すぎると快適で部屋に籠りがちになりますが、逆に狭すぎても居心地が悪くなります。そうなると、せっかく作った個室も、使わなくなってしまうかも……。子ども部屋は最低でも4.5畳は確保しましょう。

 

どうしても4.5畳以下になってしまうという場合は、なるべく家具を置かない小さめの家具を選ぶなど、工夫をしましょう。

そして個室で忘れてはならないのが、収納です。リフォーム後、タンスなどの収納家具を置いても余裕がある広さなら問題ありませんが、そうではないなら、収納スペースも併せてプランニングしましょう。

 

複数の部屋を統合するリフォームの注意点

「二つの部屋を繋げて、空間を広々と使いたい」そんな時に行われるのが、既存の壁を撤去するリフォームです。でも、一枚の壁を撤去するのに、どれくらいの費用と期間がかかるのか、気になりますよね。

 

既存の壁を撤去するリフォームの場合、繋げる部屋の種類によって、費用と期間は異なります。

 

複数の部屋をつなげる方法

 

洋室2つをつなげる場合

【費用:約23万円~ 期間:4日程度】
子どもが独立して、それまで子ども部屋として使っていた部屋がそのまま空いているなら、部屋をつなげて広い空間にリフォームすると、老後の生活に潤いが生まれます。例えば、趣味の時間に没頭したり、お客さまをもてなしたり。将来、子世帯が家族で遊びに来た時は、寝室として使うこともできますね。

 

和室と洋室をつなげる場合

【費用:約56万円~ 期間:5日程度】
リビングの隣に和室がある場合、その壁を撤去して1つの空間にすることで、リビングをより広く使うことができます。キッチンからリビングにいる家族の様子を見渡せ、同じ部屋にいながらそれぞれの時間を過ごすことができるのが、ひとつにつながったLDKの特徴です。

 

部屋をつなげる際の注意点

壁があった部分の床・壁・天井の補修

壁があった部分の床・壁・天井の補修が必要です。ただし、その範囲や程度によって、費用が変わってきます。

 

また、クロスの劣化変色していたり、床の見切り材が見えていたりすると、壁を撤去して部屋をつなげた時に、つぎはぎ感が出てしまいます。クロスや床を全て張り替えることで解決できますが、そうなると必然的に費用は上がります。

洋室と和室の段差をなくす

古い住宅の洋室と和室の敷居には段差があることが多いです。和室と洋室をつなげる場合は、壁を撤去しただけで段差を均さなければちぐはぐな空間になってしまいますよね。この場合は段差をなくすための下地造作が必要です。

撤去できない壁もある

日本で昔から採用されている木造軸組み工法は、柱と柱が組み合わさって建物を支えているので比較的自由に間仕切り壁の撤去が可能です。

しかし、柱と壁がお互いにバランスを取り合って家が建っているので「耐力壁」と呼ばれる壁は、撤去できません。

統合する部屋の間にこの耐力壁があると、完全な1つの空間にすることは難しいです。どうしても気になるなら、作り付けの飾り棚を付けたり、大きめの観葉植物を置いたりなどの工夫をすれば、壁としての存在感は弱まります。

 

一方で、2X4に代表される木造枠組壁構法や鉄筋コンクリートの壁式工法では壁自体が建物を支える重要な役割を担っているので、壁の撤去には制限があります。建物全体の構造に関わってくるので、壁の撤去して間取りを変更したい場合は知識のあるリフォーム業者に相談してプランニングしましょう。

 

また、マンションでリフォームが行えるのは、専有部分のみです。共用廊下や階段はもちろんできません。その他にも、バルコニーや玄関ドアなど、管理規約によってリフォームできる部分とできない部分が決められています。マンションでリフォームをお考えの場合は、マンションの管理規約をよく確認してくださいね。

 

老後の水回り間取り変更の注意点

年齢を重ねて身体の自由がきかなくなると、家の中の移動も億劫になるかもしれません。そうなった時、水回りが一か所に集まっていると、生活がとても快適になります。

では、水回りをコンパクトにまとめる際のポイントと注意点は何でしょう。

 

水回りは南側?北側?

間取りに余裕があるなら、水回りは南側に集約させるのがおすすめ。昔ながらの家の多くは、日当たりのよい南側に居住空間を設け、浴室やトイレなどの水回りは北側に置かれることが一般的でした。しかし、北側に置かれた水回りは湿気がこもりやすく、カビの原因にもなります。

 

水回りが南側にあれば室温も上がるので、特に冬に心配されるヒートショックの危険も下がります。

 

居室と水回りの動線はシンプルに!

普段、長く過ごす居室と水回りをつなぐ動線は、なるべくコーナーを減らし、直線的になるようにしましょう。コーナーが多ければ多いほど、転倒などのリスクが上がります。シンプルな動線は、介護が必要でない人でも一人で移動しやすく、家事効率も上がりそうですね。

 

広さは余裕をもって

老後のための水回りリフォームを行うなら、トイレや浴室などは、広めに設計しておきましょう。例えば浴室。介護が必要になったとき、介護者も一緒に入室する可能性がありますよね。

水回りに限らず、各部屋の間口も、車いすが通れる幅にしておくと安心です。

 

まとめ

理想を現実に変えるためのリフォームは、夢が膨らみますよね。でも、その裏側にはたくさんの注意点があります。「せっかくリフォームしたのに、以前より使いにくくなった……」ということが起こらないように、リフォーム後の生活イメージをしっかり固めることが、リフォーム成功の秘訣かもしれませんね。

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